保育士への最短ルート!

保育士資格・幼稚園教諭免許取得の方法や、勉強方法、実践で使える手遊びなどをまとめています。

幼稚園教諭免許・保育士資格を同時に取得する方法

 ▶幼稚園教諭免許と保育士資格を取得する場合の進路

幼稚園教諭」は教職免許が必要な職業です。

幼稚園教諭免許には1種免許状、2種免許状があります。どちらの免許でも幼稚園の先生になれますが、中には1種免許が必須の園があったり、将来園長先生になりたい人は1種免許が必要だったりします。

幼稚園教諭になるには?

幼稚園教諭免許は保育士資格のような国家試験が無いので、免許を取得するためには必ず専門学校や大学に行く必要があります。

1種免許状の取得 | 幼稚園の先生になろう〜幼稚園教諭の資格取得

幼稚園教諭免許のみ取得出来る学校は少なく、ほとんどが小学校教諭免許や保育士資格などと並行して免許を取得できるところが多いです。

 

★保育士資格と平行して資格を取得する場合の選択肢

①専門学校(卒業まで最短2年)

②短期大学(卒業まで最短2年)

③四年制大学(卒業まで最短4年、大学卒業済みなら3年~)

④通信大学(卒業まで最短4年、大学卒業済みなら2年~)

大学によっては、③④に関しては四大短大を卒業済みなら2年生や3年制から編入することが出来ます。つまり最短2年で卒業することが可能なのです。以下、年齢別に確実に免許が取れる度合いを述べていきます。

 

★【高校卒業後の進学の場合】

①専門学校(最短2年)確実度★★★★

メリット:専門的な授業がある、大学より入学しやすい

デメリット:幼稚園教諭は2種免許になる、大学では無いので最終学歴が高卒になる(ただし世間の扱いでは専門士=短大卒として見るところも多い)

 

②短期大学(最短2年)確実度★★★★

メリット:四大より短い期間で資格取得が可能、最終学歴が短大卒になる

デメリット:幼稚園教諭は2種免許になる

 

③四年制大学(最短4年)確実度★★★★

メリット:最終学歴が四大卒になる、幼稚園教諭は1種免許取得が可能、取得できる資格が多い場合がある

デメリット:学費が高い

 

④通信大学(最短4年)確実度★★

メリット:ほかの大学に比べて学費が安い、入学試験が無い

デメリット:サポートが薄く、卒業が非常に難しい

 

▶高校卒業後の進路としては、将来を考えてそれに合う学校を選ぶと良いでしょう。

 

★【大卒の社会人・主婦の場合】

社会人や主婦の人は、通信大学で資格免許の取得を目指す人がほとんどです。時間が無い社会人や主婦にとって、入学しやすく通学も少ない通信大学というのはありがたい存在です。

 

①専門学校(最短2年)確実度★★★★

メリット:専門的な授業がある、大学より入学しやすい

デメリット:幼稚園教諭は2種免許になる、通学する必要がある


②短期大学(最短2年)確実度★★★★

専門学校とほぼ同じ。


③四年制大学(大学卒業済みなら3年~)確実度★★★★

幼稚園教諭免許のみの取得ならば、3年生として編入して2年間で卒業できる大学もある。保育士資格と幼稚園教諭免許の取得を目指す場合は、2年生として編入出来る大学が多い。

 

④通信大学(大学卒業済みなら2年~)確実度★

メリット:ほかの大学に比べて学費が安い、入学試験が無い、入学の締切が長い、時間の都合が付けやすい

デメリット:サポートが薄く、卒業が非常に難しい

 

ほとんどの通信大学は、最短3年間で免許取得を目指しています。「2年で保育士資格・幼稚園免許取得できる!」という通信大学もありますが、中身は無茶なカリキュラムで結局数年かかることもあります。

入学しやすい分卒業しにくいのもまた事実です。

 

そこで、通信大学を選ぶ上でのポイント、入ってから行ったほうがいいことをまとめました。

▶【通信大学で保育士になる】の記事に進む。

保育士資格の年齢別取得方法

▶保育士になるには?

「保育士」は国家資格が必要な職業です。

主に年に一度実施される保育士試験を受けて資格を取得するか、専門学校や大学に通って卒業と同時に資格を取得するパターンがあります。以下年齢別に資格取得方法を分けて説明します。

 

①高校卒業後、保育の道に進みたい人

★【保育士養成の専門学校・短大・大学に進学する】

メリット:卒業と同時に資格が貰えるので、最も確実な方法

デメリット:専門的なので進路の変更がしにくい

短大・専門学校・四大どれがいいの?(保育士の資格.com)

100%保育士になると決めていない人は、四大で幅広く学びながら進路を選択するのもいいかもしれません。

 

上記のリンクでは選択肢が3つですが、「通信大学」という選択肢もあります。

パターン別保育士資格取得までの費用|保育士になった男性が教えるやさしい保育士入門

詳しくは【通信大学で保育士になる】のページでご紹介します。

 

 

★【進学せずに実務経験を経てから保育士試験を受ける】

高校卒業後、児童福祉施設で二年以上の実務経験を積めば「保育士試験」を受けることが出来ます。また、平成3年3月以降に高校を卒業した人も保育士試験を受けることが出来ます。

メリット:同年代の子より長く現場に関わることが出来る

デメリット:試験に受からなければ資格が取得出来ない

保育士試験とは?(保育士.net)

 

②一般の大学卒業後、保育の道に進みたい人

大学卒業後、就職してから保育の道を志した人、卒業後すぐに保育養成の大学に入る人など。社会人や主婦がこれに該当します。

★【保育士試験を受ける】

 働きながら勉強をして試験を受けることが出来ます。

年に一度開催される保育士試験で、8科目の筆記試験を受験し、合格したら実技試験に進むことが出来ます。実技試験に合格すると保育士資格を取得することが出来ます。

保育士試験とは?(保育士.net)

メリット:会社を退職せずに資格取得を目指すことが出来る、妊活や子育てをしながら資格取得を目指すことが出来る

デメリット:試験に受からなければ資格が取得出来ない

 

※保育士試験は一度の合格率が例年10%台と言われており、独学での資格取得は非常に難しいとされています。

そのため、保育士試験対策の「通信講座」や「通学講座」を受けながら受験勉強をしている人が多いです。ユーキャンやヒューマンアカデミーなど全国で開講している企業もあります。

 

★【保育士養成の学校に進学する】

メリット:卒業と同時に資格が貰えるので、最も確実な方法

デメリット:専門的なので進路の変更がしにくい

選択肢は①専門学校②短大③四大④通信大学⑤自己申請

と、ほぼ高校卒業後の人と選択肢が同じですが、一度一般の四大を卒業した人は大学の単位取得により保育士試験の項目が免除になる⑤自己申請という資格取得の選択肢が出てきます。

詳しくは【通信大学で保育士になる】にて説明します。

 

▶保育士・幼稚園の資格を合わせ持つべき時代へ。

「保育士」は国家資格が必要な職業です。

幼稚園教諭」は教職免許が必要な職業です。

どちらかになりたい、と進路が決まっている人は片方だけを取得すればいいのでしょうか。実は2006年から施行された「認定こども園法」により、認定こども園で働くために保育士資格・幼稚園教諭免許の両方が必要とされるようになったのです。

 

▶【認定こども園】とは?

幼稚園と保育園が一緒になった施設のことです。

待機児童問題を解消するために2006年以降増えつつあります。

認定こども園で働く先生は「保育教諭」といい、保育士資格と幼稚園教諭免許を併せ持つ必要があります。ただし、現状はどちらかの資格を持っていれば働けるところもあります。

「認定こども園」が10月スタート [学費・教育費] All About

 

この先就職したい園が認定こども園だった場合、就職した保育園や幼稚園が認定こども園に変わるかもしれないことを視野に入れると、この二つの資格免許は取得しておいて損はありません。

 

▶保育士資格のみではなく【幼稚園教諭の免許も同時に取得したい】場合はこちら↓の記事に進んでください。


幼稚園教諭免許・保育士資格を同時に取得する方法 - 保育士への最短ルート!

このブログの趣旨【保育士・幼稚園教諭になるには】

これは保育士・幼稚園教諭の資格免許を取得するための情報を集めたブログです。主に扱う情報は以下の通りです。

 

★保育士資格・幼稚園教諭免許を取るための様々な方法、勉強方法

★実習や実践で役立つ手遊びを紹介

★その他こどもに関する情報を紹介

 

保育士資格の取り方、試験や学校を比較、学校での勉強、実習に使える手遊びや絵本の研究、就職活動etc...と、何かあるごとに毎回情報を調べて比較するのは大変です。特に、働きながら資格取得を目指したり、子育てをしながら資格取得を目指す方には時間がありません。そこで自分の経験を踏まえて、時間を無駄にせず最短で保育士・幼稚園教諭になるための方法をまとめました。

 

分かりやすいブログにしていきたいので「ここが分かりづらい」「こういった情報が欲しい」といった意見もコメントにてお待ちしております!